午前

小児歯科Pedodontic

めっちゃ楽しい子どもの治療

少子化の歯科治療への影響は、むし歯を治すことに終始していた20年前に比べ量から質への変化を感じます。

むし歯を治すことから、むし歯にならないようにする予防歯科、将来の歯並びのための積極的な指導、低年齢化してきている歯周病の対応など子供を取り巻く環境は大きく変わりました。

何より大事なことは、ブラッシングは親が子供をしつける行為の一つということ、どうしたらこの子に上手く歯ブラシの習慣を身につけさせることができるのか、そのアドバイスをどのように指導してあげれるか。相互作用の希薄な少子社会の中で、顔の見えない育児情報に頼りがちな育児世代を納得させ、本物の「子育ち」を演出することができます。

将来のこの子のデザインを考え、どう接するか、泣く子に対しどう対峙するか、いつもその子の心理をつかみ着地点を決めていく。この子が将来の人格形成に一人の歯科医がどう関わりどんな影響を与えるのかは10年後、20年後に答えが出るのではと思います。

十数年前に見た子が来院した時、笑顔で挨拶してくれた時のうれしさは歯科医師という仕事に誇りを感じます。

泣く子は未来を救う

診療を長い間、行っていますと「本当に良かったなあ」と思う瞬間の一つとして、なかなか嫌がってあるいは泣いてできない子(特に手ごわい子ほど良い)が笑顔になってやれるようになった時です。

そんな時思うのは、この子は絶対友達をいじめたりまたは友達にいじめられたりすることはないだろうなあと思ってしまいます。根拠はと言われても何もないのですが、人間の成長の一つとしての逆境を乗り越えるたくましさというのがあります。

どんなふうにして診療を進めるのかは、その子を理解して色々な手を使い行うようにしています。だから泣く子は、特によく泣く子に僕という歯医者がどう映り、この子の将来にどう影響を与えるのか……考えるとすごくエキサイティングです。

すぐに吐く子の気持ち

口の中に物が入っただけで気持ちが悪くなり、吐きたくなってしまう反応を嘔吐反応と言います。この反応は反射機能ですから本人の辛抱とか我慢とかを超えたものであります。つらいのは本人が一番なのです。よくインフォームドコンセントと言いますが、子供とのそれは言葉での説明と同意ではなく言葉対こころの説明と同意になります。

僕は子供の時、すぐに吐いていました(今でも強烈な嘔吐反射、乗り物酔い)歯医者に行く週は歯医者に行くことが最も最悪の難題でそれが終われば幸せでした。

こんな私が歯科医になって嫌がっている子の気持ちは誰にも負けないくらいよく分かり私はあなたの理解者ですよということをいかにアプローチしていくかが成功の鍵かなと思います。

基本的に私は子供が好きです。この子が何を考えどうしたいか、そしてどうしたら友達になれるかが成功の秘訣になるのかなと思います。

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