先日「NYU(ニューヨーク大学)歯学部サティフィケートコース2010」に出席してきました。
世界中の歯科医が集結し、今回のトピックスは、ここ数年話題になっている「即時埋入即時荷重」と骨の少ない場合の「骨造成テクニック」についての最新情報です。
一般的なインプラントの埋め込みには、仮歯を入れるまで最低でも3ヵ月待たなければいけません。しかし強い力で固定が得られる場合は「即時埋入即時荷重」が可能でその場で仮歯を入れて噛めるようになるという方法です。欧米人と日本人では骨格が異なるので、日本でこの方法が適用できるかどうかはまだ議論が分かれるところですが、とても有効的な講座でした。
ところで、ニューヨークを歩いていると、とてもスマイルが美しい方が多いように感じます。
金歯や入れ歯の針金が見える人はおらず、ホワイトニング・セラミック・インプラントそしてノンクラスプデンチャーが普及しているためと思われます。欧米では美意識を超え、歯の美しさがマナーの領域にまで入ってきていると聞きました。
歯がきれいであることはしっかり食べ物を噛めること、自信を持って笑えることなど、生活の質(QOL)を高められる要素を持っています。日本でも徐々に、審美への考え方が変化してきているようです。男性も女性も、もっと美しい歯の方が増えていくと、周囲も気持ちが良いものです。