院長の一言
歯の詰め物がはずれて噛みにくい、最近物を食べると痛みがある、歯が欠けて穴があいている。
こんな症状がある場合は、皆様ご存知のようにむし歯の可能性が高いと思われます。
もちろん、むし歯以外の原因も考えられますが典型的なむし歯についてお話しましょう。
歯は人間の体の中で最も野生的な部分、骨よりも硬く、基本的な生命維持のためにかかせない大事な組織であります。
C1、C2
歯の一部が感染症であると言われるむし歯菌に侵されると穴があいてしまいます。
C3
さらに進行するとやがて歯の中に存在する神経にまで進むとしみるようになり(C3)、また何もしなくても痛みが出るようになります。この状態は明らかに大きな穴があいていることが多いので発見は容易だと思われます。
C4
更にむし歯が進行しますと歯の頭が崩壊して根の部分だけが残った状態(C4)になり神経が死んでしまうため激しい痛みのないことが多いのですが、神経の穴を通って細菌が歯と骨の間まで入り、化膿して腫れて時には激痛になることもあります。
こんなふうにならないために、現在ではごく初期の時期(C0)に個々の患者様のリスクファクターを突き止め、適切な処置あるいは予防をすることにより未然に防ぐことが最も大事だと言われています。
院長からのアドバイス
むし歯はごく初期には自然修復治癒がみられますが、その時期を過ぎると自然治癒することはありません。よってむし歯はできる前に予防、できてしまったら早く直し習慣的予防を心がけることが大切です。
タナカ歯科では定期的なむし歯と歯肉炎、歯並びの管理を行っております。